ホームページレッスンに『タブレット』が向かない理由
こんにちは 読者さん。
レッスンでタブレットをお持ち込みになった方がいらっしゃいました。2017年あたりだと 価格もパソコンより購入しやすい値段だったり 初めてのIT機器がタブレットという方もおられるようです。普段の使い方(メールやウェブサイトを見る、動画を再生する…など)では問題ないのですが ウェブ制作の学習には難しいこと場面に遭遇することが多いので それについて説明いたします。
お話を続けるまえに…
ここでお話しする「タブレット」は iPadやAndroidで動くキーボードが標準ではついていない機材のことです。
Windowsで動いている キーボードと画面が別になる「タブレットPC」は除きます。
向かない理由はこちら
→「エディタ」でなく「ビュワー」であること。
→「ファイル」操作をすることが難しいから。
エディタとビュワー
これから「作る」ことを学ぶにあたって 文字の入力やファイルの操作などの作業をします。
作業内容は具体的には
「新規ファイルをつくる(または既存ファイルを開く)」
「文字入力する」
「保存する(または削除する)」
「アップロードする」
「ブラウザで確認」
をするのですが この作業の流れは「ファイル」で制作したものを扱うPCアプリケーションでの操作を前提にしています。
タブレットでは「既存ファイルを開く」「文字入力をする」などが iOSアプリ内で完結するため ファイル操作を意識できません。
ただし、ファイル操作が主ではない「WordPressの操作」の場合は レッスンは可能です。
まとめ:
→「HTML+CSS」「WordPressの環境構築」など ファイル操作が必要なレッスンはタブレットでは難しい
→構築済みの「WordPressの設定」などは タブレットでのレッスンは可能
これは 2017年1月の技術レベルだとそうなっているだけなので
今後 技術革新で 私たちが触れる機材自体は変わりますが
ファイルとアプリケーションという考え方は 30年前から変わらず またこの先 しばらくは使える考え方です。
追伸:
2017年6月に発表されたiPadProとiOS11の機能「ファイル」を使うとファイル操作ができるようになりそうです。
技術早い(笑)